はじめに

あなた:
「もし離婚することになったら、家ってどうすればいいんだろう?売るのか残すのか…考えるだけで複雑そうだよね。」
私(おうちの相談屋さん):
「そうなんです。離婚と家の問題はとてもデリケートで、しかも “お金・ローン・財産分与” が絡むのでトラブルも多いんです。
今日は、離婚時の不動産売却にしぼって詳しく見ていきましょう。」
離婚と不動産の基本的な関係
財産分与の対象になる
- 結婚中に購入した家やマンションは「共有財産」扱い。
- たとえ名義がどちらか一方でも、原則は財産分与の対象。
- 売却すれば現金化して分けやすいが、感情的トラブルが起こりやすい。
住宅ローンが残っている場合の扱い
- 残債があると売却が難航するケース多数。
- オーバーローン(売却額<ローン残高)では、自己資金や任意売却を検討。
- 名義と実際の返済者が違う場合(夫名義ローン+妻返済など)は特に揉めやすい。
離婚時の不動産売却でよくある失敗

あなた:
「やっぱり感情的になっちゃうから、冷静に進めるのは難しそうだね…」
私:
「そうなんですよ。だからこそ、事前に“よくある失敗例”を知っておくことが大事です。」
👉 離婚と住宅ローンの扱いについては、
法務省「財産分与について」
も参考になります。
ここで実際の話!!
① ローン残債で売却できず泥沼に…
「離婚を決めたとき家を売ろうとしたのですが、ローンがまだ1,500万円残っていて、売却価格では全然返済できませんでした。結果的に任意売却になり、手元にお金は残りませんでした。」
👉 オーバーローンのケースでは「任意売却」という方法もあるが、早めに専門家へ相談しないと長引きやすい。
② 名義と返済のズレでトラブル
「ローンは夫名義でしたが、実際は私(妻)の収入から返済していました。離婚後は“誰がどれだけ返したか”でもめ、売却益の分け方で合意できず調停まで進みました。」
👉 名義と実際の返済者が異なると、財産分与で揉めやすい。契約上は名義人優先なので注意。
③ 感情的になり売却が進まなかった
「家を売ること自体は決まっていたのですが、夫が“思い出の家だから”と価格を不当に高く設定し、全然売れませんでした。半年以上売却が停滞し、生活資金にも困ることに。」
👉 感情を優先して価格設定すると、売却が遅れ最終的に損することもある。
トラブルを避けるためのポイント

- まずは ローン残高と売却価格の見込み を確認
- 名義・返済実績を整理しておく(通帳・契約書を準備)
- 第三者(弁護士や不動産会社)を早めに間に入れる
- 1社ではなく 複数社に査定を依頼して現実的な相場を把握する
まとめ
家を購入したときは、まさか離婚するなんて考えもしなかった――多くの方がそう感じると思います。
しかし実際に離婚となったとき、人は冷静さを失い、つい「自分のこと」だけに意識が向きがちです。
でも、そういうときこそ一度立ち止まり、次の点をしっかり確認することが大切です。
- 現在の住宅ローン残高はいくらか?
- 今後も支払いを続けられるのか?
- 家は売却するのか、それともどちらかが住み続けるのか?
- 売却する場合は、どんな方法がベストなのか?
これらを把握したうえで、正しい知識を持って判断することが重要です。
特に不動産売却では、1社だけに任せるのではなく、複数の不動産会社に査定を依頼して相場を知ることが欠かせません。
比較をせずに決めてしまうと、売却価格や条件で大きな損をする可能性があるからです。
お互いに納得できる形で進めることが、金銭面のトラブルを防ぐだけでなく、心理的にも「後にわだかまりを残さない」ために大切なポイントになります。


コメント